写真を撮ろう!
写真に残しておきたい。
そう思う時は人それぞれのタイミングやきっかけがあると思います。
お子さんが小さいうちは沢山の記念日やきっかけがあります。
成長とともに家族で写真を残すきっかけや
離れて住むことになればタイミングも少なくなっていきます。
ここで最近ご来店くださいましたお客様のお話を。
60代の程のご夫婦から2人のお写真をとご依頼いただきました。
撮影までのやり取りの中で、
「写真が苦手で、写真写りも良くないんです。」と
不安なご様子でした。
私は撮影する側であり、実際撮影される側になると
緊張もするし、どんな顔していいかわからないので
不安になる気持ちはわかります。
そこで、何かテーマやお気に入りのものや
服装など何かカラーを合わせてみるのもいいですね!とご提案させていただきました。
ただ撮影するだけではなく
撮影までの準備を楽しんで欲しいかった。
そしてご夫婦やご家族でコミニケーションをとるきっかけにしてほしかった。
そうした準備をしていく中で楽しい気持ちを持って
当日の不安を和らげてもらえたらと思いました。
撮影当日、お二人はフォーマルな服装に
花屋さんで購入された2輪の黄色いガーベラをご持参いただきました。
撮影前のお話しの中で、「遺影写真にと思っています。」
と仰ったのですが、お二人のいろんな表情を自然な形で撮影したいので
かしこまった撮影はしないです。
とにかく楽しみましょう!とお伝えして撮影スタートしました。
最初は表情は緊張気味でしたが、いろんなポージングをしながら
お互いの顔を見合わせながら、手を繋いだりして
笑顔と笑い声が増えていき、とても素敵な雰囲気で撮影をさせていただきました。
お写真が仕上がりご覧いただいた後に
すぐにご連絡いただき
「写真を見て涙が止まりません。実はもうすぐ抗がん剤治療が始まるんです。」
撮影時は明るく楽しそうな表情を見せていただいていたのですが
いろんな不安やお気持ちがあるなかで撮影に臨んで頂いていたのだと。
その1週間後に再来店いただき、遠方に住む子供たちも帰省して
家族全員の写真を撮影させていただきました。
娘さんの結婚式以来のひさしぶりの家族写真だったそうです。
以前にまして柔らかい表情で家族全員本当に素敵な笑顔での撮影でした。
写真を撮ろう。
写真に残しておきたい。
そのきっかけ、タイミングはいろんな形、いろんな状況でやってきます。
あの時撮っておけばよかった。ではなく
あの時撮っておいて良かった!と
自分のために、家族のために。
治療を始められているお客様には治療が落ち着いたらまた撮影しましょうね!
また必ず会いましょう!とお伝えしました!
また撮影お願いします!と言っていただき笑顔を見せていただきました。
写真は残すとともに、ほんの少しでも誰かの気持ちを支え笑顔になっていただける1枚になることを願っています。
また必ず会いましょう。


